管理栄養士ブログVOL.33『夏バテかも?食欲がわかない時のひと工夫!』
管理栄養士 志田実祐が『夏バテでも食事を楽しむ工夫』についてお話します!
暑い毎日が続いていますね。体調は崩されていませんか?
夏になると不思議と落ちてしまう食欲…その原因は夏バテにあるかもしれません。(夏バテ予防に関する記事はこちら)
今回は食欲が湧くメカニズム、食欲が湧かない場合の食事工夫についてご紹介します。
✓本格的な夏が始まり、食欲が落ちている方
✓夏休み期間中、食事を作る頻度が増える方
✓いつも同じものばかり食べている方
是非最後までお付き合いください♪
食欲が湧くメカニズムについて
食欲は、私たちの「脳」が大きく関わっています。
脳の視床下部にある摂食中枢と満腹中枢。
血糖値が下がると脳へ信号が送られ、摂食中枢が刺激されます。
このことにより、空腹感や食欲増進に繋がります。逆に食後血糖値が上がると、満腹中枢が刺激され食欲が抑制されます。
このように食欲は脳によってコントロールされているのです。
夏に食欲が低下してしまうのはなぜ…?
では夏に食欲が低下してしまうはなぜでしょうか?
身体の多くの機能調節の役割を担っている「自律神経」。
この自律神経も視床下部によってコントロールされています。
夏になるとアイスなどの冷たいものを食べる機会が増えたり、室内と屋外の温度差が大きくなったりすることから自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、身体の機能調節がうまくいかず疲れが取れにくなったり、内臓が弱まり消化不良に陥ったりします。
自律神経の乱れから摂食中枢も刺激されず、食欲低下が起こります。
食欲がない時の食事工夫
夏バテ予防をしていても、どうしても食欲が湧かないときありますよね…。
そんなときは食事にひと工夫♪
1日3食しっかり食事を摂り、暑い夏を乗り切りましょう!
①酢や柑橘系など酸味のあるもので味付け
食欲が湧かないときはさっぱりしたものを食べたくなりますよね。
だからといって、アイスだけ、そうめんだけなど偏った食事はNG!
酸味をプラスすると、食欲が湧かないときも無理なく食べることができますよ。
さっぱりとした酢の物を作ったり、レモンを絞った冷しゃぶなど、酸味を活用して野菜類を取り入れましょう。
②ネバネバ食材をストック
納豆やおくら、山芋などネバネバしたものも食欲が湧かないときに取り入れやすい食材です。
火を使わず、簡単に調理もできるため、料理が億劫な日も活用できます。
ごはんや麺類にプラスするだけで、不足しがちな栄養素を補うことができるため料理が苦手な方やダイエット中の方にもおすすめです。
③ポタージュスープもおすすめ
野菜を炒め、つぶし、ポタージュにしておけばさらっと飲みやすく、手軽に野菜も摂取できて安心!
温めても、冷やしてもおいしく食べられるため、気分に合わせて調理も可能です。
野菜が嫌いな小さなお子様にもおすすめです。
いかがでしょうか。
どうしても食欲が湧かない日は無理をせず、まずは食べられるものを取り入れましょう。ただし、食べたいものだけを食べてしまうと栄養バランスが偏ってしまうため、今回ご紹介したひと工夫で、バランスの良い食事を心がけてみてください♪
また次回のブログもお楽しみに!
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