管理栄養士ブログVOL.27『一番の悩み?お子様の身長について』
管理栄養士 志田 実祐が『子どもの身長』についてお話しします!
いつもルネサンス管理栄養士ブログをご覧いただききありがとうございます!
このブログのいつも見てくださっている方の中には、いつもご家族の食事を作っていらっしゃる方が多いのではないでしょうか?
ご家族の健康のために、「バランスよく」を心がけていらっしゃるかと思いますが、それぞれの栄養素がどのように役立っているのか、考えたことはありますか?
今回はお子様の成長にフォーカスして、身長を伸ばすための食事ポイントや栄養素についてご紹介します。
✔部活動を頑張るお子様がいらっしゃる方
✔成長期を迎えるお子様がいらっしゃる方
✔お子様の身長が伸びずに悩んでいる方
ぜひ最後までお付き合いください(^^)/(他の管理栄養士ブログはこちら)
ポイントは「骨」と「成長ホルモン」
身長を伸ばすうえで着目すべきポイントは「骨」と「成長ホルモン」です。
骨の両端にある骨端線という部分に成長ホルモンが働きかけ、骨が伸びることによって、身長が伸びるといわれています。
では、「骨」と「成長ホルモン」に関わる栄養素は何があるのでしょうか。
栄養素①カルシウム
”身長を伸ばす”と聞いた時に、ほとんどの方がイメージできる栄養素かと思います。
カルシウムは骨を構成する重要な栄養素です。
カルシウムが不足してしまうと、骨の成長を抑制してしまい、身長が伸びにくくなります。
カルシウムといえば、有名な食品は牛乳ですよね。
実は牛乳には、後ほどご紹介する2つの栄養素も豊富に含まれているため、身長を伸ばすために有効と考えられているのです。
栄養素②ビタミンD/ビタミンK
ビタミンDには、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、ビタミンKには、カルシウムの骨への沈着を促す働きがあるので、一緒に摂取すると効果的だといわれています。
魚やきのこ類、緑の野菜も意識して食事に取り入れてみて下さい。
また、ビタミンDは日光を浴びることでも体内生成を促すことが出来るため、
外遊びも大切ですね。
栄養素③たんぱく質
前回のブログで、お子様の成長にも不可欠な栄養素としてたんぱく質をご紹介いたしました。
成長ホルモンの分泌を促す働きがある「アルギニン」。
このアルギニンは、たんぱく質を構成するアミノ酸のひとつです。
肉類、魚類、大豆製品、乳製品などを組み合わせ、様々な食品から摂取するように心がけてみてください。
1番重要なのは食事バランス
3つの栄養素をご紹介いたしましたが、成長期であるお子様にとって大切なことは、やはりバランスがいい食事です。
一部の栄養だけに偏った食事をしてしまうと、身体の不調が起きたり、集中力が低下してしまう可能性が高まります。
1日3食、なるべく主食・主菜・副菜・汁ものがそろった食事を摂るようにしてください。
また、摂取するエネルギーが不足していると成長のためにエネルギーを使うことができず、結果として身長が伸びにくくなります。
お子様にも好き嫌いをせずに食べてもらうことや、三角食べを意識して食べてもらうことが理想ですが、どうしても食べれないものがある場合は、代わりにどんな食品で補えるかを考えてみるのもいいですね。
今回は、お子様の身長を伸ばすために効果的な食事ポイントをご紹介いたしました。
お子様の身長を伸ばすために必要な栄養素は
・カルシウム
・ビタミンD/ビタミンK
・たんぱく質
牛乳には上記3つの栄養素が豊富に含まれていますが、牛乳だけ飲めば身長が伸びるというわけではありません。
これらの栄養素を意識しながら、同じ食品ではなく、様々な食品からバランスよく摂取し、毎日のお食事をお楽しみください♪
次回は、「年齢による味覚の変化」についてご紹介いたします。
お見逃しなく!