管理栄養士ブログVOL.13『冬太りとはオサラバ!原因と5つの工夫!』
管理栄養士 高木 優花が『冬太り』についてお話しします!
新しい年を迎えて早くも1ヶ月が経ちました。
正月に食べすぎた脂肪はすでに解消できましたでしょうか?
普段から気を付けてはいても、なぜか冬は体重が増えてしまう・・・という方も多いのではないでしょうか?
今回は冬に太りやすい理由と食べ過ぎた翌日に気を付けるポイントをお話しします! (他の管理栄養士ブログが気になるはこちらから♪)
冬に太りやすい理由
「冬はなぜか太りやすい。」
そう感じているソコのあなた!!
実はカラダは冬の方が痩せやすいことをご存知ですか?
寒くなってくるとからだを冷えから守ろうと、体内では熱を発生するようになります。
熱を発生させるときにエネルギーが消費されるため、基礎代謝は秋冬の季節に一番高くなるのです。
ではなぜ冬に太ってしまうのか。
それには大きく2つ理由があります!
1.イベントが多く食べる量が増える
冬はクリスマスやお正月、バレンタインデーなど、1年の中でもイベントが多いですよね。
こういったイベントでは、塩分や糖分、油分が多く含まれている食品が多く、気付かないうちに摂取しているカロリーが大幅に増えていることがあるのです。
またイベントごとが重なると夜更かしすることが増え、生活リズムも崩れやすくなります。
そうなると体内時計が乱れて、体重が落ちにくくなるなんてことも考えられます。
2.日照時間が減ることにより活動量が減る
冬は日照時間が夏に比べると短くなり、それに伴い活動量も減ると言われています。
さらに冬は寒い分、動くのが億劫になりますよね。
夏場と冬場での自分の1日の動きに違いはありませんか?
このような理由から、本当は冬が一番代謝があがって痩せやすいけど、逆に体重が増えてしまうという方が多いんですね。
食べ過ぎた翌日のリカバリー
では、どのように体重をコントロールすればいいのか。
食べ過ぎた翌日に気を付けるポイントをお伝えします。
1.起きたらまずコップ1杯の水を飲む
食べ過ぎたことにより、塩分の取り過ぎによるむくみやアルコール摂取により水分不足になっている可能性があります。
まずは腸の働きを促すためにも水を飲みましょう。お通じや消化の促進、むくみ改善などの効果が期待できます。
また、ここではなるべく常温やぬるま湯をとることがおすすめです。
2.食べ過ぎたからといって断食はNG!
朝食を抜くことで、次に食事をした際に血糖値が急上昇するなど、むしろ脂肪を溜め込むほうに働いてしまう場合があります。
食欲がない場合でも、果物や野菜スープなど食べやすいものを選びましょう。
これらにはカリウムが含まれており、むくみ改善にも効果的です。
3.軽い運動を取り入れる
前日に取り過ぎたカロリーを消費するためにも、積極的に体を動かすようにしましょう。激しい運動や長時間の運動でなくで大丈夫!
目安は、軽いウォーキングくらいの運動でOKです!
運動時間を確保できない方は、エレベーターではなく階段を使うや家事を行うなどして、いつもよりも動くことを意識することが大切です。
4.夕食は炭水化物を控えめにし、たんぱく質をとる
活動量が少なくなる夜にはお米や麺類などの炭水化物は避け、なるべくたんぱく質が豊富な食事を心がけましょう。
たんぱく質は代謝を上げ、脂肪の燃焼を促進してくれます。
5.睡眠の質を高める
健康的な日々を過ごすためにも、「睡眠」はとても大切です。
寝ている間に筋肉の修復や脂肪の分解、美肌効果が期待できる成長ホルモンが分泌されますが、これには睡眠の質が大切です。
寝る直前までスマホを見ていたり、激しい運動をすることは良質な睡眠の妨げになります。
部屋の明かりを薄暗くし、軽いストレッチやお気に入りの香りでリラックスするなど、睡眠環境を整え、質の高い睡眠を取るように心がけましょう。
脂肪の蓄積は日々の積み重ね!
なるべく日頃から暴飲暴食は避けたいですが、食べ過ぎてしまったとしても次の日の過ごし方で脂肪の蓄積も予防できます!
ポイントを押さえて、メリハリある食生活を心がけましょう。
次回は今回の記事でも触れた『睡眠の質を上げる食事』について、お送りします。
お楽しみに!