管理栄養士ブログVOL.10『身体ぽかぽか!食事で冷え性対策!』
管理栄養士 髙井早紀が『冷え性対策』についてお話しします!
1月も中旬になり、これから益々寒くなっていきますね。
特に冷え性の方にとっては非常に辛い季節ですよね。。。
今回のブログでは冷え性の正体とその対策についてご紹介しますので、冷え性にお悩みの方はぜひ最後まで読んでみてください!
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冷え性ってどんな状態のこと?
冷え性とは、血液の流れが悪いために毛細血管へ温かい血液が流れず、血管が収縮することで手足や腰まわりが冷える状態のことをいいます。
血行が悪くなると身体に必要な酸素・栄養素が行き届かなくなってしまうだけではなく、蓄積されている老廃物も排出されにくくなります。
✓手足が冷たい
✓肩がこる
✓しもやけになりやすい
✓下痢をしやすい
✓腰痛や足のしびれを感じる 等
様々な不調が現れやすくなります。中でも「手足の冷え」はよく見られる不調の一つです。
冷え性は血行が悪くなっている不調サインなので、見逃さずにきちんと対策して身体を温めましょう。
なかなか改善しない冷え性・・・原因は一体??
冷え性には生活習慣が大きく関与されていると言われています。
血液循環を助ける筋力の低下
筋肉は天然カイロと呼ばれるほど、体温調整するうえで重要な器官です。特にふくらはぎは血液を心臓に戻すためのポンプとして機能しています。
ふくらはぎの筋肉が落ちてしまうとポンプ機能も衰えるため全身が冷える傾向にあります。
ストレス
近年冷えの原因として増えているのが、ストレスによる冷えです。
私たち人間は交感神経と副交感神経が体の内外の環境に応じて、その働きを調整しあっています。
しかしストレスが掛かった状態が長くなると交感神経が優位になり、その結果血管が収縮し血液の通り道が狭くなり冷えに繋がります。
喫煙
タバコは急激に血管を収縮させ、血液の流れを悪くします。
また、基礎代謝の低下にもつながり、冷え性へと繋がります。
便秘
便秘と冷え性は関係がないように見えますが、実は関係があります!
前の項目でお伝えした通り冷え性の原因には自律神経の乱れがあり、腸の血流も自律神経によって調整されています。
過度のストレスにより自律神経が乱れると腸の血流が悪化し、便秘を引き起こすといわれています。
便秘により、腸の蠕動運動が行われなくなり、基礎代謝の低下・冷え性へと繋がります。
管理栄養士がおすすめする!冷え性改善に効果的な栄養素
上記の他にも、不規則な食事や栄養不足により体内で十分な熱を産生できないことで冷えへと繋がります。
食事で大切なのは、筋肉やエネルギーの材料になるたんぱく質と、その代謝に関わるビタミンB6を十分摂取することです。
女性は、男性よりも筋肉量が少ない為に冷え性に悩む方が多いと言われています。食事と運動で筋量アップに努めましょう。
また血行を促進する働きのあるビタミンEが豊富な食べ物や、しょうが・にんにくなどをとるのも効果的です。
たんぱく質
肉、魚、卵、乳製品などのほか、大豆製品などにも含まれています。
ビタミンB6
野菜類、穀類、魚介類、種実類などに多く含まれています。
ビタミンB6は冷凍食品、加工食品では減少するため、できる限り新鮮な状態で摂取するのがおすすめです。
ビタミンE
アーモンドなどの種実類、油脂類、穀類、魚介類、豆類、野菜類などに多く含まれています。
日頃から規則正しい食生活を意識しましょう!
食後に体がポカポカと温かくなった経験ありますか?
食事をとると体内に取り込まれた栄養素が分解され、その一部が体の熱となって消費されます。
そのため、食事は朝・昼・夕の 1 日計3回とり規則正しい生活を送ることが理想です!
特に体温が最も下がっている朝は温かい汁物や飲み物をとるようにすれば、冷えた体を内側から温めることができます。
今回は冷え性対策のための栄養についてご紹介しました。
食事以外では、就寝前の入浴もおすすめです!
ぬるめのお湯でゆっくり温まれば血行が良くなり、自律神経を整える効果もありますよ♪
次回の管理栄養士ブログは姫路クラブの古屋さんから「夜遅い食事」についてです。
日頃から夕食が遅くなりがちという方は必見です!
次回もお楽しみに!
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