管理栄養士ブログVOL.9『健康に飲む!上手なお酒との付き合い方』

管理栄養士 澤井 優花が『上手なお酒との付き合い方』についてお話しします!

クリスマスから年末年始と、イベントが盛りだくさんでしたね!
その場の雰囲気が楽しくて、ついついお酒を飲みすぎてしまった方もいるのではないでしょうか?

2022年を健康で過ごしたい方は、ご自分に合ったお酒の飲み方を見つけていきましょう!
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お酒のカロリーって高い??適量っていったいどのくらい?

そもそも『お酒』とは、アルコールを1%以上含む飲料のこと。

実は、アルコールは1gあたり7kcalと意外と多くのエネルギーがあります!

 国民の健康の指針を示している「健康日本21」では、1日あたりの純アルコール摂取量が、男性40g以上/女性20g以上を、「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」としています。
また、厚生労働省では、節度ある適度な飲酒は、1日平均純アルコール量で20g程度としています。

ただし、お酒に弱い方や高齢の方は、20gよりも少ない量がオススメされています。

【計算してみましょう】普段飲んでいるアルコールはどれくらい??

では、純アルコール量20gとはどれくらいなのか、計算してみましょう!

アルコール量(g)=酒量(ml)×アルコール度数(%)÷100×0.8(アルコール比重)

アルコール度数5%の500ml缶のビールに当てはめてみると、500ml×5%÷100×0.8=20g となり、1缶で適量であることが分かります。

また、アルコールのエネルギーだけでも20g×7kcal=140kcalとなる事も分かります。
普段、ご自分が飲んでいるお酒がどのくらいか気になる方は、ぜひ計算してみてくださいね。 

アルコールはどのように分解される?お酒に強い人と弱い人の違いって?

アルコールは大部分が小腸で吸収され、血液中に溶けて肝臓に送られます。

肝臓に送られたアルコールは、アセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸となり血液中に戻されます。
そして、水と炭酸ガスに分解されのち、体外に排出されます。

この分解途中で生成する「アセトアルデヒド」が体内にとって有害であり、動悸がする、気持ち悪い、顔が赤くなる等の症状が出る方もいます。
お酒に強い弱いは、この「アセトアルデヒド」を分解してくれる酵素の活性状態によって変わります。

お酒に弱い方は酵素が低活性の状態なので、アセトアルデヒドが分解されにくく、酔いやすいと言われています。

上手なお酒との付き合い方は?

 上記のようにアルコールを分解する力は人それぞれですが、お酒とよりよく付き合っていくためのポイントをお伝えします!

1)お酒を飲むときは料理と一緒に

食事と一緒にお酒を摂取することで、急激な血中のアルコール濃度の上昇を抑えることができます。

ただし食べ過ぎや塩分の摂りすぎには注意です。

アルコールは食欲を増進することがあるため、栄養バランスを考えて食事を選びましょう。

特に、お酒を飲んでいる間はミネラルやビタミンが失われやすくなります。
野菜類などの植物性食品を多くとるように心がけましょう!

2)ゆっくり飲む

イッキ飲みは厳禁です。

急激かつ大量にお酒を飲むと血中アルコール濃度が急速に高まります。
ご自身に合った適量を、ゆっくりと飲むようにしましょう。

特にアルコール濃度が高い焼酎やウイスキーを飲まれる場合は、水と一緒に摂取するようにすると◎です。 

ご自分のアルコール摂取量がどのくらいか・上手なお酒との付き合い方を知ることはできましたでしょうか?

お酒の過剰摂取はカラダにとっていい影響はありません。
ぜひ適量を楽しく摂取して、健康な体を目指す・維持して頂ければ幸いです。 

次は東伏見クラブの髙井早紀さんより「冷え性改善」についてです。お楽しみに~!

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