管理栄養士ブログVOL.37『管理栄養士が教える!秋のお弁当レシピ!』

管理栄養士 小林紀恵が「お弁当のレシピ」をご紹介いたします!

「十五夜」とは旧暦8月15日の月を指し、お月見をする習わしがあります。
今年は9月10日が十五夜でした。

今回は時間がなくてもパッと手軽にできる「お弁当レシピ」をご提案いたします。

また、それだけではなく、ちょこっと「食育」についてもお話ししていきたいと思います!
食欲の秋×学びの秋にしていきましょう!

 

十五夜とは

十五夜とは、月齢15日目をさす場合と、月見行事の十五夜をさす場合があります。
後者のことを指す言葉であるとイメージされる方が多いかもしれませんが
毎月の15日目の月も十五夜と呼びます。

ただ、秋は空が澄みわたり最も月が美しく見えるため、9月の15日目の月は「中秋(ちゅうしゅう)の名月」とも呼ばれ、秋の夜長の美しい月を観賞しながら、秋の収穫に感謝をする行事となりました。

このように、日本には四季に合わせて様々な行事があることは皆さまご存じですよね。

9月だけでも、お彼岸・敬老の日・秋分の日など盛りだくさんです!

このような行事・風習時の食事を通して、日本の文化や旬の食材を知るということはとっても重要な「食育活動」といえます。

農水省でも、食育とは「さまざまな経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てること」と定義されています。

一生を通じて健康的な食生活を送っていただけるよう、この秋にチャレンジしてほしいなと思います!

楽して食育お弁当レシピ

「食育」と言うと、構えられてしまいがちですが、普段の食事の延長線×ちょっとした工夫からはじめてみませんか?

そのときにうってつけなのが、「そぼろご飯」です!

お肉に旬の食材を混ぜ込むことも添えることもできますし、見た目のアレンジもしやすいのでとてもオススメです!

今回はそんなそぼろご飯を使って、お弁当を作成してみました!

 

 

<材料(3人分)>
ひき肉(なんでもOK)  200g
砂糖         大さじ2.5
醤油         大さじ2
卵          2個
砂糖         大さじ1
塩          少々
おくら        3本

ひき肉は【牛・豚・鶏】のどれを使ってもおいしくいただけますが
それぞれの特徴の栄養素があるので、記載していきたいと思います。
そのときの体調などに合わせて選んでみても良いかもしれません。


うま味が強く、弾力があります。
たんぱく質や鉄、ビタミンB12 などが多く含まれます。


他のひき肉に比べて、脂が多めですがコクがあります。
たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2などが豊富に含まれます。


淡泊な味わいであっさりとしてます。
ビタミンB2やビタミンB6、ナイアシンなどが豊富に含まれており
高たんぱく、低脂質で消化吸収にも優れています。

合いびき肉を使うことで
それぞれのお肉の特徴を掛け合わせることもできます!


<作り方>
①ひき肉を炒め、色が変わりはじめたら、砂糖、醤油を入れる
②砂糖・塩を入れた卵を溶いて、炒り卵を作ります
③おくらをネットに入れた状態で塩を振り、手の平でコロコロと板ずりします
④オクラを輪切りにする
➄お椀の上に、そぼろ、炒り卵、オクラを好きなようにトッピングします


自宅にたくさんナスがあったので、細かく刻んでそぼろと一緒に炒めてみました!

ちなみに、中秋の名月になる様に炒り卵でまん丸お月様を、オクラでお星さまを表したつもりですが伝わりましたか??

そぼろを使ってご家族で、トッピング選手権をしても面白そうですね!

▼そぼろの代替えではこちらもおすすめ!

 

秋はおいしい食材が多くなる季節です。
旬の食材は栄養素も高いので、楽しみながらお食事をとられてください!

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